研究開発

研究開発がめざすもの

研究開発がめざすもの

ヤマハは120年を超える歴史を通して、世界中のアーティストや音楽愛好家と常に対話し、より良い製品・サービスの提供を心がけてきました。卓越した機能やより良い音、優れた使い勝手や感動的なデザインを実現するために、ヤマハは研究開発を最優先すべき活動の一つとしてとらえてきました。

1970年代からヤマハはデジタル技術の開発と応用で楽器・音響産業をリードし、通信技術の音・音楽への応用もいち早く取り組みました。また、サイレント™シリーズの楽器に代表されるアコースティックとデジタルを融合させるユニークな技術は現代社会における楽器の位置づけを新たにすることに貢献しました。90年代からは、モバイルとインターネット対応においても先進的な技術やソリューションを提供しています。100年、200年と長い時間を掛けて進化していく伝統楽器の世界と、めまぐるしく移り変わるデジタルの世界、その広大な領域をカバーしながら、音・音楽をコアに、ヤマハならではの技術を開発し、世の中に提供していくのがヤマハ研究開発の使命であると考えています。

コア技術と今後の研究開発

ヤマハはこれまで研究開発してきた音・音楽に関する世界最高レベルの技術群を「コア技術」と定め、さらに高度化させていきます。今後、一層力を入れていく分野としては、立体音響技術、音響解析・シミュレーション・モデリング技術、音声合成、センサー・アクチュエーター、木質改善や環境対応・新素材関連技術、そして心理音響等の技術があげられます。すなわち音の入り口から出口まで、さらには人間の知覚領域までをカバーする高度で専門的な技術領域です。こうした技術を適用する事業として、楽器や音響機器はもちろん、コア技術を応用した新しい事業分野に積極的にヤマハ独自の価値を提供していきます。

最近の技術は一社だけで完結できるものではありません。ヤマハは世界の大学や研究機関と長く緊密な関係を築いており、その中から多くのヒット商品を生み出すこともできました。今後はアカデミックな世界だけでなく、企業や個人を問わずより広くコラボレーションをはかり、音・音楽における新しいオープンイノベーションをリードしていくことも大事な役割だと認識しています。

また、このような新たな事業展開を支えていくための人材育成にも取り組んでおり、先端的な技術の獲得や大学・研究機関との連携、そして蓄積された高度な知見や技術の継承にもつとめています。

ヤマハの生み出すデザイン(意匠)は、世界的にも高く評価されており、独自の顧客訴求力と商品競争力を創出し、高いブランドイメージを維持するために重要な役割を果たしています。視覚的な質感や美しさだけではなく、優れた操作性やわかりやすさ、そして使うほどに愛着のわくデザインを求めて常に進化し続けます。

研究開発と知的財産権

ヤマハの幅広い事業展開を支える基盤は、長年の研究開発によってグループ内に蓄積された「技術」にほかなりません。この「技術」、言い換えれば知的財産の蓄積を加速させるために、ヤマハは研究開発活動への積極的な資源投入を行ってきました。また、獲得した「技術」の活用の幅を広げ、競争力を維持、向上させていく活動を展開しています。

研究開発体制

ヤマハの研究開発体制は、全社の基盤となる要素技術の強化および新規事業創出のための研究開発を担う全社R&Dと、事業セグメント内で製品にかかわる技術開発を行う事業R&Dとで構成されています。

全社R&Dとしては、音・音楽・ネットワーク及びデバイスの研究開発を行う研究開発センターの他、材料、生産、製造技術の研究開発を行う生産技術開発センターがあります。 また、ヤマハの製品デザインの大半を手掛けるデザイン研究所は、「常に新鮮な感覚で近未来を見据える」というコンセプトのもとに、斬新なプロダクトデザインを生み出しています。
事業R&Dには、新たな楽器の価値を提案したり、新しいインターフェイスを開発する楽器開発室、サウンド・IT事業の強化に焦点を当て、音技術と情報技術を用いて新たな価値を創出するサウンド・IT開発室があります。

ページトップへ戻るReturn to Top