今回は、ヤマハが誇る立体音響の総合技術「ViReal™(バイリアル)」をご紹介します。
ヤマハの研究開発部には「ViReal™ Dome」なる、ViReal™専用の実験施設があるんです。360°全方向の音を全てコントロールできるという謎の実験施設・・・今回はその「ViReal™ Dome」の内部を初公開!ドーム訪問レポートをお届けします!
ヤマハの研究開発部に来ました
今回「ViReal™ Dome」案内してくれる、ヤマハ開発エンジニア、白木原さんです。

こんにちは!今日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします!研究施設の中、拝見できるなんて楽しみです!
今回、ドームの見学にいらしたのは根本さん。ViReal™を含め、研究開発に関わるデザインを手掛ける、社外のWEBデザイナーさんです。

では早速ドームにご案内・・・
と言いたいんですが、おかしいな。
もう1人マーケティング担当がくるはずなんですが・・・
と言いたいんですが、おかしいな。
もう1人マーケティング担当がくるはずなんですが・・・
・・・20分経過。

ぜーはーぜーはー!

たーーーかーーーはーーーしーーーっ!!!
数分後・・・

改めまして、ViReal™マーケティング担当、ヤマハ高橋と申します!
今日はViRealの魅力をしっかりお伝えできるよう、精一杯ご案内させていただきます!(キリッ)
今日はViRealの魅力をしっかりお伝えできるよう、精一杯ご案内させていただきます!(キリッ)
もう1人の案内役、マーケティング担当、高橋さん。
ヤマハウエアを持ってこようとして遅刻した模様です。
では、気を取り直し、早速ViRealドームの見学にまいりましょう!

こっちですぜ!

敷地内広いですね!
立体音響の最先端技術なんですよね?
どんな研究施設なのか楽しみですー。
立体音響の最先端技術なんですよね?
どんな研究施設なのか楽しみですー。

そもそも立体音響ってナニ?って感じですよね。
最近よく360°撮れるカメラあるじゃないですか?
簡単にいえば、ああいう感じに360°全方向の音を扱う技術ですね。
最近よく360°撮れるカメラあるじゃないですか?
簡単にいえば、ああいう感じに360°全方向の音を扱う技術ですね。

ふふふ。根本さん、ドームに行けば立体音響がどんなものか、
視覚的にも分かっていただけると思います!
視覚的にも分かっていただけると思います!

じゃーん。つきました。
ここでーす。
ここでーす。

では、どうぞどうぞ。

すみません、では失礼します・・・。
初公開!ViReal™ Dome!!!

ばーーーん!
ここが「ViReal™ Dome」です!!!
ここが「ViReal™ Dome」です!!!

うわーーー!すごい!

床まで全部スピーカーですね!
これいくつぐらいあるんですか?
これいくつぐらいあるんですか?

全部で122個ですね。

どんな音響になるのかドキドキします!

あの、驚いたら遠慮なくリアクション取ってくださって
構いませんから。
構いませんから。

???

たとえばですね・・・
こんな感じですっ!!!「うおーーー!なんてすごいんだーーーーー!」
こんな感じですっ!!!「うおーーー!なんてすごいんだーーーーー!」

え・・・!?
・・・・・・。わかりました。
・・・・・・。わかりました。

うわーーー!
信じられないーーーーー!
信じられないーーーーー!

なんて、なんて素晴らしいんだ!!!

根本さん、まだ音出てませんから!!!

失礼しました。

では真ん中の椅子に座ってください。
ドア閉めますね。
ドア閉めますね。

ちょっと緊張します。
根本さん、音響体験中。
ドーム内は密閉されているので、外からは内部の様子をモニタリングできるようになってます。

ガチャ。
どうでしたか??
どうでしたか??

あ。すごいですね。
自然というか、スピーカーから音が出ている感じがしなくて、普通
に別の場所に来たみたいでした。これどうやって録音するんですか?
自然というか、スピーカーから音が出ている感じがしなくて、普通
に別の場所に来たみたいでした。これどうやって録音するんですか?

すごくいい質問ですね!
マーケティング高橋よりご説明させていただきましょう!ViReal™は録音、加工、再生まで、全ての技術を持っている
立体音響の総合技術なんです!!!
マーケティング高橋よりご説明させていただきましょう!ViReal™は録音、加工、再生まで、全ての技術を持っている
立体音響の総合技術なんです!!!

そうなんです!

例えば、最近VRも盛んですけど、360°のVRの動画を撮ったとして
そこに音をつける場合、どう録音したらいいのかわかりますか?
そこに音をつける場合、どう録音したらいいのかわかりますか?

うーん。いろんな方向にたくさんのマイクを立てるんでしょうか?

みたいに思うでしょう?360°の立体音響を作ろうとすると
まず録音する時点で一般の音響と、ちょっと違う録音をしなければ
いけないんですね。今のところ、一般では4chを一気に録音できる特殊なマイクを
使用するんですけど・・・白木原さん!例のアレ!!!持ってきてください!
まず録音する時点で一般の音響と、ちょっと違う録音をしなければ
いけないんですね。今のところ、一般では4chを一気に録音できる特殊なマイクを
使用するんですけど・・・白木原さん!例のアレ!!!持ってきてください!

がってん!

はい、これも初公開!!!
出来上がったばっかりの「ViReal™ Mic」です!
ボク、今一般は4chマイクっていいましたよね?
言いましたよね?
出来上がったばっかりの「ViReal™ Mic」です!
ボク、今一般は4chマイクっていいましたよね?
言いましたよね?

は、はい・・・

ウチのマイクはどのくらいだと思います?
これ、ななななんと、64chです!
64chを一気に録音できるワンポイントマイクなんです!!!

そうなんです!さらにDanteというネットワークオーディオのインターフェイスを使って、LANケーブル1本だけで手軽に録音できちゃうんです!
裏側見てください。
裏側見てください。

確かに64chがこのケーブル1本で接続できるってすごい気がします!

ですから、立体音響の録音にはこのマイクです!
そして立体音響の加工とその音響を再生する技術が重要になってくるのです。
このドームはスピーカーで再生してますけど
ヘッドフォンで聞く場合の再生技術もあるんです。
そして立体音響の加工とその音響を再生する技術が重要になってくるのです。
このドームはスピーカーで再生してますけど
ヘッドフォンで聞く場合の再生技術もあるんです。

あ、確かに!
ヘッドフォンで単純に同じように聞こえるとは思えないので
専用の技術が別にあるのは納得です!
ヘッドフォンで単純に同じように聞こえるとは思えないので
専用の技術が別にあるのは納得です!

このヘッドフォン技術も、人間は人によって耳の形状も
聞こえ方も違うので、そこを研究し尽くした、
ヤマハ独自の自慢の技術なんですよ!
聞こえ方も違うので、そこを研究し尽くした、
ヤマハ独自の自慢の技術なんですよ!

すごく多くの人の耳を調べさせてもらいました!

次回はヘッドフォンでも聞いてみたいです!
こちらは実際に音を出して操作してくれていたViRealエンジニアチーム。
ありがとうございました!