ギターアンプ・アタッチメントやコンプレッサー、イコライザーなどのスタジオ機材の音を、DSP技術を使って実現するVCM(Virtual Circuitry Modeling)技術は、ヤマハの技術的なコアコンピタンスです。ヤマハはこの技術を、PA機器、シンセサイザー、電子ピアノ、ギターアンプ、VST-pluginエフェクトなどに実際に搭載し、それらの商品の核となる付加価値となっています。

VCM技術とは

アナログ回路をコンポーネントレベルでモデリングし、アナログ機材特有の音の飽和感や温かみなどを再現するべく、線形特性・非線形特性の細部まで忠実に再現する技術です。アナログ回路だけでなく、アナログの時代の録音・再生技術などの再現も行います。こうした古い時代の機器特有の音の濃さ、太さ、温かみを再現するためには、回路解析とDSP技術による再現だけでなく、膨大な時間をかけたチューニング作業を経て、始めて達成できます。
こうしたことをDSP上のソフトウェアにより実行することで、デジタルの時代ならではのメリット、すなわち大規模なチャンネル数への対応や設定を、メモリーに入れてスイッチ一発で再現するなど、様々な現代的な利便性と、アナログの時代の音楽性を同時に提供することができます。

また、オーディオ機器設計のレジェンド、Rupert Neve氏との共同開発により、氏の高度な音楽性をもったオーディオプロッセサー技術をVCM技術で実現し、フラッグシップのデジタルミキシングコンソール、RIVAGE/PM10をはじめとする多数にデジタルミキサーに搭載しております。Rupert Neve氏がその音楽的クオリティーを認めるデジタルのオーディオ技術は、ヤマハの製品だけです。

VCM技術の開発は、研究開発統括部のK’sLabで行われています。

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